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【感想】「知的生活の設計」…のあまり知的ではないレビュー

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とても面白い本だと思うのだけど、タイトルを見てもその面白さがあまり伝わらない気がするので、これがどういう本なのか勝手に解説してみる(余計なお世話な上にたぶん間違っている)。

まあその知的生活などといわれてもふわっとしていてよくわからないのですけど、自分なりに解釈してみた感じ、この本に書かれているのは、「(ちょっと贅沢な)娯楽としての個人研究のすすめ」だと思います。

もっというと、『マツコの知らない世界』あたりに出てくるマイナージャンルの変な専門家の方々、年間にラーメン400杯食べる人とか、毎日爪の伸びる長さを記録してる人とか、ああいう私的なエキスパートになる方法を記した本だというふうに理解しました。

なので、『知的生活の設計』という本書のタイトルには今イチしっくりこない部分があります。だって年中ラーメン食べ続けるのが知的生活といわれても、ええっ?って感じになってしまうので。ですが、そういう個人的な執着でラーメンばかり食ってる人間でも、その記録を積み重ねてアウトプットすれば、立派な知的生活であるというのが著者の主張なのでありましょう。

いや実際、私的なエキスパート、いいですよね。マイナーな趣味を持っていて日夜それに没頭していて、人に語れるくらいにそのジャンルの知識を持ってる人は、人生楽しそうで正直うらやましいと感じます。それで適度に承認欲求が満たされて、幾ばくかの収入も得られるのだとすれば娯楽としては最高ではないかと。

そういう生き方をするための具体的な方法やアイデアがこの本には書かれているので、他人様に自慢できるような趣味も特技もなくて無味乾燥な日々を送っている俺も、ちょっとなんか始めてみようかな、という気になりました。

というわけで久々にブログを更新してみようと思う程度には面白い本です。むしろ知的じゃない分野にこそ活用すると楽しいんじゃないかな。

知的生活の設計―――「10年後の自分」を支える83の戦略

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